読書を楽しむ 「有頂天家族」
京都を舞台にした狸と弁天と天狗が登場する物語です。
森見さんという作家は、京都の夜を散策するような小説が得意みたいで
第1作も若い女性が京都の夜を散歩して、その彼女を好きな男が
追いかけるというような物語です。
今回のお話しも京都が舞台で狸の矢三郎が活躍する無我夢中の
ハチャメチャなストーリーを作者が思いつくままに書いたのでは
なかろうかと思う進行で一寸先は闇の世界でかなり楽しい。
狸は、糺ノ森にオスの兄弟3匹と母親と住んでいました。
父親は、狸鍋にされて無念の最後をとげていました。
これが下鴨家です。
天狗は赤玉先生と呼ばれ赤玉ポートワインが好物でした。
弁天は、人間の女性です。
下鴨家のライバルに夷川家がいました。ふたつの家は狸の頭領の
選挙で争っていました。
夷川家は、工場で偽電気ブランという飲み物を製造していました。
そして、狸を脅かす存在として秘密結社「金曜倶楽部」がありました。
この結社は、狸鍋を食べる会でした。
矢三郎の家族が狸鍋にされる(されそうになる)までを描いています。
まずは、読んでのお楽しみ。