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読書を楽しむ 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

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ある地方の町にどんな悩みでも解決してくれる雑貨店がありました。
雑貨店の店名は「ナミヤ雑貨店」
店主の名は浪矢雄治。
この店の評判は雑誌にも掲載されました。
最初はふざけた相談が多く「勉強は嫌いだけどオール5が取りたい」
とかいうもので返事は店の壁に張り出しました。
ところが相談者が多くなるに従い悩み事が深刻になり壁に張り出すことも
できず店のシャッターの郵便口から手紙を入れてもらい返事は店の裏の
牛乳箱に入れるようになりました。

この本には、悩み事を書いたひとたちとそれに回答するひとたちが
時代を超えて登場し過去と未来を繋ぎます。

そして、5章からなる物語はすべてが時代を超えてひとからひとへと
繋がっています。
浪矢さんの初代店主からその息子へ、その息子からまたその息子へ。
それは悩み相談に回答を出した浪矢さんが回答に対する反応を知りたい
がために遺言したことでした。
20代で悩みを相談した人は50代になって返事を書きます。
いろいろな相談者のエピソードが語られ、最後にはひとつに繋がっている
という内容です。

読んだら本がたまらなく好きになります。


奇蹟とは常識では考えられない不思議な出来事、または
神の超自然的な働きによって起こる不思議な現象。
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