映画を楽しむ「幸福」
水谷 豊の若かりし頃の映画です。
書店で3人の客が拳銃で射殺されるという事件が起きます。
ひとりは大学教授、ひとりは会社員、ひとりは女子大学生。
現場に駆けつけた刑事は、村上と北と野呂刑事。
村上は、妻に家出をされ小学生のこどもと暮らしている。
北は、事情徴収で知り合った女性と交際していた。
書店での被害者のひとりが北刑事の恋人中井だった。
刑事たちは、被害者ひとりひとりの身辺調査を始める。
捜査は最初北刑事の恋人から始められ福祉の仕事を
アルバイトでしていた彼女の身辺からあやしい人物が
浮かんでくるが事件とは関係ないことだった。
大学教授の身辺からも事件性のあることは出てこなかった。
会社員からは、会社員が転職してそばやをやりたいという
ことがわかった。
このことと事件がどう結びつくのか。
この映画は必ずしも殺人事件の犯人を逮捕すること以外に
刑事たちの日常の生活に多少メスを入れて職業の大変さや
家族との関わり方などにも焦点を当てています。
自分が刑事になった目線で映画を観ると楽しめます。