映画を楽しむ「東京難民」

働いても働いても住む場所を得られない、ごく普通の若者の物語

21歳の大学生修は、北九州の実家からの仕送りで
東京でひとり暮らしをしていた。
ある日、ＩＤカードが使えなくなり確認したら学費が
未納で除籍になっていた。
父親からの送金がストップしていた。
アパートの家賃も滞納していて不動産屋から退去を求められた。
修は実家へ戻ったが家は売りに出され、父親はいなかった。

ここから修は、東京難民になる。
ネットカフェに泊まりながら日雇いアルバイトをしたり、新薬の治験
に手を出す。
修は、身分を証明できるものを失い、住居を失い普通に働くことが
できない。
騙されてホストクラブに入り、金銭トラブルに巻き込まれボコボコに
されホームレスに助けられる。

仕送りがストップしたのは実家の母が3年前に亡くなり父親が
フィリピンパブの女に入れ込み失踪したことが原因だった。

格差社会、堕ちたら最後。流れ着く先は、ホームレス。
くわばら、くわばら。