映画を楽しむ「グランド・イリュージョン」

復讐のために集められた4人のマジシャン

原題は「見えますね、消えました」。

男3人女1人のマジシャンが1枚のカードに導かれ
アパートの一室に集合します。
そして、1年後。
4人は、フォーホースメンとしてラスベガスの舞台で
銀行の金庫から320万ユーロを奪うというマジックを
観客の前で実行します。
会場からひとり選びそのひとが指定する銀行に瞬間
移動装置で送り込み金庫の金を奪うというものです。
男の取引銀行はフランスのパリにありました。
マジックの一部始終はスクリーンで公開されました。
このマジックは男を金庫室に送り込むことに成功し
金庫内のエアーダクトから現金を吸い込み会場の
観客の頭上から金が舞い降りてきます。
このことに対してＦＢＩが４人を逮捕しますが証拠がなく
釈放されます。

ＦＢIは、マジックのタネ明かしをする男と会い現場で
タネ明かしをしてもらいます。
トリックは、簡単でした。
瞬間移動装置の底からひとが落ちるようになっていて
落ちた先に金庫室があるというものでした。

フォーホースメンは、この後も保険会社経営者の男の
預金を観客の預金口座へ移動させるマジックを披露します。

マジックのタネ明かしをする男は、ＦＢＩに味方をして４人の
アジトを襲います。
そして、マジシャンのひとりがＦＢＩに追跡され車が横転し
炎上して命を失います。
３人になったフォーホースメンの次の狙いは金庫会社の
金庫に眠る５億ドルの金でした。



この映画、真面目に観ているとマジックに騙されていることに
なります。
そのくらい入念にマジシャン４人が集められ、ある目的のために
行動しているからです。

結末は、どうなるのか言わぬが花。
一言ヒントを言えば「復讐」。