読書を楽しむ「三上 延 ビブリア古書堂の事件手帖6 ～栞子さんと巡るさだめ～」

栞子さんに重傷を負わせた古書マニアから
太宰治の「晩年」を捜して欲しいと依頼があった



古書マニア田中敏雄から田中の祖父嘉雄がもっていた太宰治の「晩年」を
探す依頼を受けたビブリア古書堂の栞子と五浦は田中嘉雄についての情報
集めを始めた。

まずは田中嘉雄が通っていた古書店虚貝堂を訪ね、その昔5人の男女が
海を背景にした写真を見つけ、その中のひとりが田中嘉雄だった。
5人は「ロマネスクの会」というサークルをつくっていた。

ふたりは田中嘉雄がかって持っていた「晩年」の初版本の行方を追って
写真の人物たちを訪問した。

すべては、47年前の出来事で栞子さんの祖父や五浦の祖母が関わってきて
事態は混迷を深めた。

ここから先は、本を読んで推理を楽しむのが読書好きならおもしろい。
このシリーズ気軽に読めますのでお勧めです。

ちなみに「ビブリア古書堂」のビブリアは栞子さんの祖父が若い頃、神父を
目指していてラテン語のビブリアには「聖書」という意味があり、つけたという
ことです。