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地上波で映画を楽しむ「海賊とよばれた男」

034.JPG                               日本人がおる限り、この国は必ず再び立ち上がるという物語                                  主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を予感していた若き日の                                     国岡鐡造は、北九州・門司で石油業に乗り出すが、その前には国内の                                    販売業者、欧米の石油会社(石油メジャー)など、常に様々な壁が                                     立ち塞がり、行く手を阻んだ。
しかし、鐡造はどんなに絶望的な状況でも決して諦めず、それまでの常識を                                       覆す奇想天外な発想と、型破りの行動力、何よりも自らの店員(=部下)を                                           大切にするその愛情で、新たな道を切り拓いていった。
その鐡造の姿は、敗戦後の日本において、さらなる逆風にさらされても変わる                                    ことはなかった。
そしてついに、敗戦の悲嘆にくれる日本人に大きな衝撃を与える “事件”が                                    発生する。
石油メジャーから敵視され、圧倒的な包囲網により全ての石油輸入ルートを                                   封鎖された国岡鐡造が、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を、                                         秘密裏にイランに派遣するという“狂気”の行動に打って出たのだった。
イランの石油を直接輸入することは、イランを牛耳るイギリスを完全に敵に                                  回すこと。                                                                しかし、イギリスの圧力により貧困にあえぐイランの現状と自らを重ね合わせた                               鐡造は、店員の反対を押し切り、石油メジャーとの最大の戦いに臨む。
果たして、日承丸は英国艦隊の目をかいくぐり、無事に日本に帰還することが                                      できるのか?
そして、国岡鐡造は、なぜ“海賊”とよばれたのか?
その答えが、明らかになる―。                                                 (チラシより抜粋)                                                 本屋大賞受賞作の映画化。                                                     すでに本では読んでいるので映像化された作品が観たかった。                                   太っ腹な経営者と彼を信じた社員たちの物語は日本人に生まれてよかったと言わせる。                         現在は利益優先で内部留保に走る経営者ばかりで海賊とよばれるような男は出てこない。                          大胆な発想で困難を克服し、仲間は家族と考え見捨てないで、ライバルの挑発には                                屈せず、必ずやり返す。こういう気概も今は薄れてきたような気がする。                        日本TV


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