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読書を楽しむ「谷村志穂 雪になる」

003.JPG                            小樽の町で加代は郵便局員の木村と出会った                                       加代は堺の小さな造り酒屋の跡継ぎ息子と結婚したが、彼女は 母親が営む小料理屋の                          娘だった。                                                                  嫁いでから子供ができず、夫の母親は女を家の手伝いをさせる と言って同居させ、                                          こどもを産ませた。                                                     加代は酒屋を追い出され、実家に出戻るつもりでいたが、実家に 戻った日に母が                                 脳溢血で病院に運ばれ他界した。                                                加代は色々な土地を転々とした。                                                 温泉宿の仲居をすることが多かったが、行く先々で男と寝てしまった。                                 そして、小樽に流れてきて6畳2間の部屋に住んでいる。                                         暮らして1年ほど経った時に郵便局から元夫へ手紙を出した。                                     その返事を郵便屋さんが配達してくれた。                                               加代は矢絣の着物を着て料理屋で働いていた。                                         そして、加代は郵便配達人の木村に恋をした。                                         流れ着いたこの小さな雪の町に住む郵便屋さんが、どこかで密かに 自分のことを                             好いてくれている。                                              そんな夢と束の間戯れたいと思っていた。                                      病院へ入院した時に木村を見かけた、後をつけたら病室に入り女がいた。                                           都はるみの「北の宿から」を口ずさむような物語でした。                              女心の未練でしょう、あなた恋しい北の宿。                                女性のひとり暮らしは、淋しさだけが残る。


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