読書を楽しむ「小野寺史宣 ROCKERロッカー」
両親が離婚して白鳥美実から掘美実になった女子高校生と 蓮見永生から白鳥永生になった日本史の高校教師は 元イトコ同志 美実はよく本を読む。最大の理由は学校を休むからだ。 高校に入学した時、彼女は卒業に最低限必要な日数しか出席しないと決めた。 ママは高校卒業までお金は出してあげると言ったがその先は自分でなんとか しなさいとも言った。ママは保険の外交員をしている。 週に一度、美実は永生のアパートへ行く。何なら泊まっていったりもする。 永生きは27歳、美実は16歳。二人の関係は元イトコ同志。 美実の通学する高校と永生の勤務する高校は同じでなかった。 永生が美実に変な気を起こさないのは部屋にエロDVDやエロ雑誌が散乱して いたからだ。 美実は永生が勤務を終えて帰ってくるまで喫茶店で読書をしながら過ごした。 その喫茶店で永生の高校の制服を着た男子生徒と目が合ったが生徒はすぐに目を そらした。その生徒は電車の中でも何度も見かけた。 美実が問い詰めたら2週間、後をつけていたと白状した。 男子生徒は光倉元希と名乗った。美実は光倉を永生の部屋に連れてった。 永生は光倉を見て自分の高校の生徒だと知る。 光倉は部屋の中を見て「何か、やばくない?」と言った。 ふたりは元イトコ同志だと説明した。 部屋にはエレキギターが立てられていた。 光倉は自分もギターをやっていると言って、永生にロック部の顧問になってと依頼する。 永生の父親はロックミュージシャンだった。 美実は永生をエイくんと呼んでいた。矢沢もエイちゃん。みんなロッカーだ。 内容はロッカーというより美実の成長の物語。