読書を楽しむ「梶尾真治 時の”風”に吹かれて」
高校時代の同級生機敷埜と芦田恭哉は偶然に本屋で出会った 恭哉は機敷埜の研究所を訪れてタイムマシンで時間旅行を体験した 恭哉は叔父の家に住んでいる。 叔父は油絵を描く画家だった。 叔父は他界したが恭哉が子供の頃、ひとりの女性のみを描いていた。 その女性は白藤礼子といい、友人の従妹だったが百貨店の火事で亡くなっていた。 恭哉は会ったことのない絵の中の女性を恋し続けた。 機敷埜に昭和36年7月15日へタイムマシンで行きたいと頼んだ。 火災で亡くなった女性を救うためだった。 それは恭哉が生まれる前の時代だったので、滞在時間で40分以内に彼女を 探さないと恭哉が消えてしまうことになる危険なことだった。 恭哉はタイムマシンで火事の発生する前の百貨店へ向かった。 たまにはSFも読む。