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読書を楽しむ「ダヴィド・ラーゲルクランツ ミレニアム6 死すべき女 下」

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ストックホルムの公園でホームレスの男の死体が発見された

男のズボンのポケットにミカエルの電話番号を記した紙切れが入っていた

雑誌「ミレニアム」の記者ミカエルは死んだ男と面識がなかった

ミカエルはハッカーのリスベットに男の素性調査を依頼した 

リベットの双子の妹カミラはリスベットと母親のアグネータを恨んでいた。カミラはスヴァーヴェルシェー・オートバイクラブにリスベット捜しを命令していた。カミラの父とつながりのあった元GRU工作員のガリノフが彼女に味方していた。ガリノフは犯罪シンジケート・ズヴァエズダ・ブラトゥヴァの一員だった。リスベットの父親ザラはカミラが12歳の頃、娘に手を出していた。リスベットはザラがアグネータを虐待しているのを見てザラの身体にガソリンを撒いてライターで火をつけた過去があった。

ミカエルは目撃者の女性評論家カトリンと接触し国防大臣ヨハネスの関わりを調べる。 ストックホルム警察は死んだ男の名前と住処を特定した。男はニマ・リタという名で賃貸アパートに住んでいた。ニマ・リタは密売品の酒瓶を男から受取り飲んで毒殺された。 ニマ・リタは精神病院の患者だったが病院から失踪していた。ミカエルもニマ・リタを 雑誌の記事から調べていた。そして、2008年5月に起きたエベレスト登山隊の事故を知る。大物実業家の妻クララと山岳ガイドグランキンが亡くなっていた。事故の真相を追うミカエルをカミラが彼を利用してリスベットを誘き出そうとしていた。リスベット対カミラ、ミカエル対エベレスト事故の関係者。そして両方に関わりがあったリスベットとカミラ姉妹の父親ザラ。読めば読むだけ楽しくなる。

ミレニアムの著者は最初の三部作がスティーグ・ラーソンで彼の死去に伴い、現在の著者ダヴィド・ラーゲルクランツが続編を担当してきたが彼も今作でミレニアムシリーズを離れる。シリーズは続けて欲しい。


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