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読書を楽しむ「松原英多 もの忘れをこれ以上増やしたくない人が読む本」

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物忘れは記憶力の低下ではなく

思い出すのが面倒という本 

認知症には確立された治療法がないので、症状がない「その前」から予防しましょうと書いています。記憶とは「覚える」「記憶を保管する」「記憶を思い出す」という3つの機能で成り立っている。健康老化で「記憶を思い出す」機能が衰えます。認知症の場合は、この3つの機能に問題が起きます。だから思い出しの努力をすると認知症の予防になるということです。記憶力は残念ながら嫌な記憶や失恋などマイナスの記憶が強く残る傾向にあるそうです。ものごとに見当をつける力も認知症になると徐々に失われる。ブレーキを踏んだつもりがアクセルだったという事故がよい例です。面倒くさいを軽視すると気づいた時には認知症を悪化させているそうです。コンピュータは脳の真似をしてつくられたものでコンピュータには「欲」があります。あれが欲しいやこれが欲しいやあるといいなとか。やる気を出させるための特効薬は褒められることやご褒美をもらうことです。このことが「認められた」ということになりイやな仕事も好きになります。良質な睡眠、深呼吸、生活習慣病管理は予防になる。偏食は危険食になり、ワインや緑茶、チョコレートは認知機能低下を防止する。読めば役に立つ本ではあった。


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