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読書を楽しむ「飯島裕一 老化と寿命の謎」

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化や寿命の追及の解明に

ネズミが使われている

彼らは地下に住んでいて

湿度や温度の環境が安定している

生存する上で変化がないし

変化を求められない

このような環境に置かれると

死ぬことを意識する必要がないから

寿命を全うして死ぬ

哺乳類は消費するエネルギーの量の違いで寿命が異なる。大きい動物(例えばゾウ)は寿命が長い。小さい動物(例えばイヌ)は寿命が短い。脈拍を測ると小さい動物は脈拍が早いため短命。大きい動物は脈拍がゆっくりで長命。モーターを速く回すと消耗も早くなると同じ原理だ。

活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることをいい、ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられている。活性酸素は、体内の代謝過程において様々な成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらし老化や病気を引き起こす。

免疫は異物を排除する防衛機能だが老化に伴ってその働きは低下し、感染症や発がんに対する抵抗力の低下を招く。。免疫には2パターンがあり、自然免疫と獲得免疫がある。ふたつの免疫は加齢に伴い働きが低下する。老化した免疫細胞の一部が自らを攻撃し炎症反応が起きやすくなる。老化した細胞は悪さをして、慢性炎症を誘発し、がんや白内障、動脈硬化症など高齢者のさまざまな疾患に関わっている。

炎症には急性炎症と慢性炎症があり、前者はけがした患部や風邪をひいたときに喉に生じる症状であり、後者は体内でくすぶり続け老化を促進させる。そして、自覚症状がないまま臓器の機能不全を進行させる。

慢性炎症を防ぐには、ストレスを避け、肥満に注意し、適度に運動する。

「長い老い」を豊かに過ごすためにこれだけは知っておきたい知識をもっと知りたい人は本を読んでのお楽しみ。


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