読書を楽しむ 「闇刑事」
元極道で13年間刑務所に入り45歳になった男・天道正義が主人公の
肩の凝らない、超色っぽい破戒坊主のお話。
本も時には、色っぽい常道を逸した物語を読むのも楽しいものです。
刑務所を出所した正義は、真人間にしてくれると言った坊主・牛島
海然を訪ねて山梨県の甲府へ出かける。
正義には、恋人の皐月がいる。皐月は35歳。
正義は、無心寺を訪ね弟子になる。
海然は、不良少女の面倒を見ていた。
正義は、師匠の頼みでストーカー被害にあっているひとりの女性を
助けたことで暴走族に狙われ拳銃で撃たれる。
ストーカーは、県会議員の息子で政界に力を持っていた。
この息子を探しに東京へ出かけるが罠に嵌められ殺人犯の疑いを
受ける。
敵は巨大で悪徳弁護士も仲間にいて、なかなか正体をつかむことが
できない。
ストーカー被害にあった女性は2億円の相続権を持っていたが、この
事実も悪徳弁護士によってヤミに葬られてしまった。
正義は、最後の手段として殴り込みをかける。
それも県会議員の愛人のマンションへ。
そこへ悪徳弁護士も呼びつけ最後の対決が始める。
官能刑事小説というような部類があれば入りそうな内容です。
ヤミデカという題名ですが主人公は刑事ではなく、ただの坊主で
和尚さんに頼まれて事件を解決するというものです。
シリーズ3まで購入しました。
気分転換には、楽しめる内容です。