ステージを楽しむ「藪原検校」
3時間20分の大作。
悪徳坊主:藪原検校の生い立ちから処刑までを描いた作品。
本日はステージ初日。
演出家の栗山氏も1F後方席で観劇。
わたしは、細君と2FS席で観劇。
この作品のために選びぬかれたキャスト。
全20場の長丁場。
舞台は、場内が真っ暗になるとギターの音色が響き渡り
語り手役の盲太夫が登場し藪原検校の生い立ちを喋り始めます。
魚売りの七兵衛と女房志保との間に生まれましたが目が見えません
でした。
七兵衛jは、金に困って座頭をひとり殺していました。
赤ん坊は杉の市と名づけられ塩釜の座頭に預けられますが根っからの
悪で悪行の数々を行います。
杉の市は、江戸に出ても悪行を重ね検校の座を射止めますが・・・。
ステージは迫力あり展開が20場続き、長時間であるにも関わらず
時間の経つのを凄く早く感じました。
そのくらい引き込まれるステージでした。
ハプニングもありました。
役者さんのカツラが落ちて笑いをさそいました。演出なのかハプニング
なのか定かでありません。
座頭の世界の話でしたがみんな生きるために一生懸命でその生き方に
余裕がないためにこのような人間を生み出したのかも知れません。
観るに価値あるステージでした。