映画を楽しむ「隣の女」
フランス映画です。
グルノーブルの郊外に向かい合った家がありました。
そのうちの1軒には妻と息子がいる男が住んでいました。
あるとき、真向かいの家に一組の夫婦が越してきました。
妻は、絵本作家。夫は航空管制官でした。
引っ越してきた夫妻が挨拶に見えたとき息子がいる男は
夫妻の妻の顔を見て驚きました。
8年前に別れた恋人でした。
恋人の名は、マチルド。息子がいる男の名は、ベルナール。
ベルナールの妻が夫妻を食事に招いたときもベルナールは
ウソをついて家に帰りませんでした。
マチルドは、ベルナールに電話をしてホテルで逢いたいと
呼び出します。
そして、ふたりは愛を交わし逢瀬を楽しみます。
このことがきっかけで今度はベルナールが度々マチルドに
逢いたいと電話を入れますが彼女はこんな関係は一度切り
だといって付き合いを拒みます。
男と女は、くっついたり離れたりしながら時を過ごしますが
やがて、ふたりの関係がばれてマチルダは神経衰弱になり
入院します。
そして、マチルダは市内のアパートへ引っ越していきます。
これで元の静けさを2組の家族が迎えたと思ったとき
深夜隣の家のドアを誰かがあける音がして
そのことに気がついたベルナールが隣の家を見に行くと
そこにはマチルドが立っていました。
ふたりはところかまわずに抱き合いお互いを求め合いますが、
この後、この映画は衝撃のクライマックスを迎えます。
「あなたと一緒だと苦しすぎる、でもあなたなしでは生きられない」
この言葉の意味する結果は、観てもお楽しみです。