映画を楽しむ「それでも夜は明ける」

12年間奴隷だったバイオリニスト

原題は「12年間奴隷」。

南北戦争前の1841年、ＮＹ。
家族と幸せな日々を送っていたバイオリニストのソロモン。
彼を突然の悲劇が襲う。
それは、白人ふたりにバイオリン演奏の仕事を依頼され
依頼主とバーで飲んで酔いつぶれ、目を覚ましたら地下牢に
手足を鎖で繋がれていた。
そして、船に乗せられ、南部の奴隷制度が残っているレイジアナに
連れて行かれ、奴隷商人に名をつけられ黒人のせりにかけられ
綿花農園に奴隷として売られ働かされる。

映画は、ソロモンが11年8ヶ月と26日間奴隷として過ごした物語。

農園主の所有物として働かされ、仲間が虐待されていても庇うと
自分が同じことをされるというお先真っ暗な人生。

ソロモンがどのようにして綿花農園から救出され、家族に会うことが
できたか、拉致に関わった人たちはどうなったかは、映画を観ての
お楽しみ。
生きていればこそ人生は楽しい。