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読書を楽しむ「夏川草介 本を守ろうとする猫の話」

CIMG3148.JPG                      本を読むことの効用                                                    本にはたくさんのひとの人生が描かれています                                             喜んでいるひと、怒っているひと                                                 悲しんでいるひと、楽しんでいるひとの                                                    物語に触れることで自分以外のひとの気持ちを知ることができる                                                                ・・・・・・・・・・・・                                             夏木林太郎は現在高校生。                                             幼い頃に両親が離婚し、母が若くして他界したため祖父の家に引き取られ                            二人暮らしをしていたが、ある冬の朝、早起きの祖父がキッチンに見えず                                  祖父の部屋に行ったら布団の中で祖父の呼吸が止まっていた。                             葬式は叔母と称する親戚が出してくれた。                                      祖父は「夏木書店」という古書店を経営していた。                                          林太郎は叔母の家に引き取られることになった。                               引っ越しは1週間先だった。                                                     祖父は林太郎に「本には力がある」と教え、「力あるたくさんの本を読めば、                                    たくさんの心強い友人を得ることになる」とも教えた。                              閉店の札をさげた書店のドアベルが鳴った。                                    店の奥に一匹のトラネコがいた。                                        ネコは言葉が喋れた。「トラネコのトラ」と名乗った。                                 そして、「お前の力が借りたい」と言った。                                    トラの頼みは本の解放だった。                                    閉じ込められた本を助け出したい、刻まれている本を助けたい、                     消耗品として売りさばかれている本を助けたいの3つだった。                      見事に林太郎は本を解放したが、トラから「もう一度お前の力が                            必要になった」と頼まれた。今度は本の解放ではなかった。                             林太郎のガールフレンドが何者かに連れて行かれた。                                  相手は、林太郎に本の力を信じる根拠を求めた。                             林太郎が話した本の力の意味とは何か?                                     この物語を読めば本を読むことがなぜ必要か考えるヒントにはなる。                      そして、自分はどうするかは自分で考えればいい。


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