SSブログ

読書を楽しむ「長沢 樹 月夜に溺れる」

CIMG1338.JPG

神奈川県警生活安全部の真下霧生の物語

彼女はバツ2の警察官

最初の夫は県警の刑事部に所属し、結婚して6年で離婚し二人の間にできたこども渉と 暮らしている。

二番目の夫は戸部署の刑事課に所属し、結婚して3年で離婚し二人の間にできたこども 紗霧は霧生と暮らしている。

首都高の黒く大きな高架の上にまん丸の月が出ていた

横浜・派新田間川のポンプ場の近くで浮遊物となった女性の遺体が発見された。女性の 身元はフリージャーナリストの久米川慶子37歳と判明した。

真下は援交している名前も住所も年令も不明のカコと呼ばれる少女を探していた。裏DVDがらみで摘発した事件で出演した少女のひとりが強制わいせつで被害届を出していた。ヤクザの下っ端経由で27歳のホスト河島からカコの情報を得た真下は、防犯の坂崎と万世町の演芸場の近くの潰れた自動車修理工場を訪問する。横浜市内の不動産業者が所有し、人材派遣会社「カガヤキ・ネットワーク」が社宅として借り上げていた。社宅の寮長・奏は風俗の仕事で十数人の女の子を束ねていた。社宅にはカコと舞奈がいた。殺されたジャーナリストは援交をやっている子たちの事情や日常を追っていた。カコも取材を受けていたと真奈が証言した。強制わいせつと殺人事件がつながり、元夫の刑事も事件に関わりそれなりにおもしろい。


共通テーマ: