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読書を楽しむ「梶尾真治 デイ・トリッパー」

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香菜子にとって一番大事な人である大介が不治の病にかかり

あっという間に亡くなってしまった

突然の不幸に立ち直れない香菜子は

もう一度大介に会いたいと願っていた

その願いを叶えてくれる出来事が起きた

ある方が心を過去に送り込んで大介に会わせるくれると言った

その機械の名は遡時誘導機(別名:デイ・トリッパー)だった

香菜子は高校時代の友人ふたりとホテルで食事会をした。ふたりは新婚さんで、香菜子は3人の中で一番最初にゴールインしたが3人のうちで一番最初に未亡人になった。そのホテルで友人のひとりが偶然に幼馴染の笠陣芙美と顔を合わせる。芙美は3人の話を偶然に聞いてしまい、ひとりになった香菜子に声をかけて「ご主人にもう一度会う方法がある」と告げる。彼女はデイ・トリッパーという経営しているカフェの名刺を渡し、半年前に亡くなった叔父の話をはじめる。叔父は研究者で、作った機械で生きていた時のご主人に会うことができると説明をはじめた。叔父が開発した機械は「遡時誘導機」という名で過去の香菜子の中に現在の香菜子の心を送り込むという装置だった。そして香菜子は大介に会うために過去に跳ぶ。

なかなか気になる書き出しで物語の先が気になって読んでしまった。これから先の未来ではこのようなことができるのかも知れない。この本を読めば気持ちは前向きになれる。


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