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読書を楽しむ「ソフィー・エナフ パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー」

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パリ警視庁のはみ出し者警察官が集められた特別班を率いる

アンヌ・カぺスタン警視正

パリで彼女の元夫の父親リュフュスが殺された 

2012年11月28日事件は起きた。リュフュスは定年退職する前は警察のギャング対策部でトップクラスの警視正だった。死体の脇に道路標識があり被害者の名前、生年月日と没年、ろくでなしの警視正と書かれていた。被害者の妻は数年前に死んでいて、息子ポールは元コメディアンで別れた妻がカぺスタン警視正だった。プロヴァンスで同じような事件が起きていてウエブサイト記事を特別班メンバーのオルシーニが見つけた。戦没者の記念碑にジャック・メールー1943年8月17日~2012年11月25日と大理石の板に名が刻まれていてジャックは射殺されていた。捜査はパリ司法警察局長ビュロンの命令で捜査介入部と刑事部と特別班が担当することになった。カぺスタン警視正は元夫のポールを訪ね父親の死を報告した。特別班は犯人が標識を購入したと思われるサイトを見つけた。そしてある店の荷物の配達先住所にたどり着いた。店を訪問しこの店が標識を受け取ったことを確認し男が受け取りに来たという情報を得てモンタージュ写真をつくった。リュフュスを調べると情報提供者としていかがわいいやつらと連絡を取っていた。特別班は殺されたふたりの被害者とモンタージュ写真の男の関連を捜査した。殺された男のひとりジャック・メールは名前を変えていた。20年前の名前はジャック・ムロンヌだった。犯人はなぜふたりの誕生日を知っていたのかという疑問から被害者に近い人物が犯人像として浮かんだ。リヨンに住む男アレクシス・ヴェロウスキが新聞を開いたら訃報欄に自分の訃報記事を見つけ葬儀が12月8日にサン・ポール教会で執り行われると書かれていた。そして男は絞殺された。被害者の共通点が分からない事件は特別班ならではの違法スレスレの方法で手掛かりを集め、犯人を追う。


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