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読書を楽しむ「鯨 統一郎 徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2」

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帝桜大学の教授にして新進気鋭の歴史学者・喜多川猛と

史学科の学生・安田 学がはじめて訪れたバー

そこでは、うら若き女性バーテンダー・ミサキと

歴史学者を称する老人・村木春造が抱き合ってキスをしていた

この4人が歴史談義に花を咲かせて

歴史の通説ではありえない珍説・奇説が飛び出し

バーは歴史推理合戦の場へと変貌する

村木老人はミサキと婚姻届けを提出して受理された後でフグの毒に当たり亡くなった。村木老人の遺産の話になり、そこから徳川埋蔵金伝説の話に話題は移って行った。大政奉還で江戸幕府が終わり江戸城が無血開城され、明治新政府は旧幕府の御用金を当てにしていたが城内の金庫を開けたら空だった。当時の勘定奉行が持ち逃げしたという噂も流れたが奉行は処刑された。群馬県の赤城山山中に埋めたという説もあったが見つかっていなかった。勝海舟の日記に軍用金として360万両あったという記録もあった。赤城山の埋蔵金は遠すぎるということでないという結論になった。そして安田君が江戸城の近くにあるという意見を述べ、城の脇に隅田川に繋がる日本橋川が流れているので川を下って塀に囲まれた場所に隠したのでは説に話が移った。3人は古地図で江戸城の周辺を見ていたら三河国の藩主の長男の屋敷を見つけた。現代の地図と重ね合わせると東京証券取引所になっていた。お酒を飲みながらの歴史ミステリーは終わりが見えないまま進んでいく。このお話の続きは本を読んでのお楽しみ。


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