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読書を楽しむ「ヴィクトリア・L・ダンクリー 子どものデジタル脳完全回復プログラム」

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デジタル機器のスクリーンに接する時間が長くなり

座ることが多くなって

そのことで脳や身体に影響を与え

気分(イライラ)、不安、認知(注意力)、行動に関して

様々なメンタルヘルスの症状を引き起こしている

特に神経系に不自然な刺激を与え悪影響を

及ぼす可能性があることがわかった

インターネットやゲームのやりすぎによって脳へのダメージが起こり、それが薬物によるダメージとよく似ている。医学界ではスクリーンタイムが、学業・感情・睡眠・行動・身体的な健康問題への悪影響があることを研究結果を出している。注意力の低下が「学び・記憶し・自分で考える能力」を低下させている。ひとは生まれてから、人と人が結びつくプロセスが欠かせないものだが人とスクリーンの接触に置き換わったことで浅い人間関係にしてしまつている。このことで親との触れ合い不足が起きている。TVの視聴、ゲームやパソコンの使用が増えたことで知能が低下している。親がデジタル機器を子守代わりに子どもに使用させてはいけない。

デジタル脳になるといろいろな兆候が出るので、その時は実験だと説得してデジタル機器の使用を3週間リセットするとよい。周囲からどうしたのと言われたら「睡眠の問題」だと伝えればいい。家族との貴重な時間をこどもの頃からデジタル機器に奪われてはいけない。

子どもがどれだけ「話す」「読む」「書く」を習得できるかは、デジタルスクリーンと接することではなく、人とどれだけ接する機会があるかで決まる。子どもがデジタル機器の依存症になったら親の責任は大きい。今日、どこかの通信会社で1日中システムトラブルが発生し3000万人以上に影響が出ていると言っていたが、依存症のひとは症状が現れるはずだ。自分のためにも、子どものためにも一読を薦める。


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