読書を楽しむ「小崎恭弘 声かけノート」
あなたの近くにいるかも知れない”気になる子ども”
どこか他の子どもと違う
他と異なる行動や言葉や態度が目に付く子ども
気になる子どもは困っている子どもと捉え
声かけしましょうという本
何が気になるのかと言えば、落ち着きがない、ひととうまく関われない、物事を直ぐに諦めるなど。気になる子がダメな子という訳ではない。それは気にならない子がいい子とも言えないから。気になる子は親も心配する。大きくなったらどうなるのかとか、学校で勉強についていけるだろうかとか。気持ちに安定がなく、他人との関りが苦手で、自己中心的と思われている。こどもと接すということは、こどもは親とは違う個性の持ち主だから思い通りにコントロールしようとするとうまくいかない。相手の立場に立った言葉かけが必要でこどもがわかる言葉と内容を話さないと伝わらない。本には「コミュニケーションの苦手な子どもとの接し方」「乱暴な子どもとの接し方」「「こだわりが強い子どもとの接し方」「無気力で諦めがちな子どもとの接し方」「内向的な子どもとの接し方」が書かれている。
コミュニケーション関係での声かけの例では「叱るときは、やめなさいは×で、あぶないよが〇」それはいけない理由を伝えてあげることが正解だから。
乱暴な子どもをしつけるときは「待ちなさいは×で、待てるかなが〇」理由は子どもに判断を委ねる。
こだわりの強い子をほめるときは「うまくできたねは×で、それでいいよが〇」理由は結果を評価しない。
無気力タイプの子どもをしつけるときは「あと5分は×で、ゆっくりでいいよが〇」理由は時間を気にさせない。
大人たちに求められている子どもへの声かけは、こどもに理由が言えるような声かけでないとうまくいかないということを学ぶ。