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読書を楽しむ「若宮正子 88歳、しあわせデジタル生活」

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この著書の考え方は

学ぶことについて

遅すぎることなんて

絶対にありませんと言っている

デジタルは新しい技術として

不自由になった体の機能を助け

暮らしの不便さを補い

オンライン上であたらしい

友だちを発見させてくれる

今まで知らなかった世界の扉を開いてくれる

58歳でパソコンに挑戦し、81歳でプログラミングに挑戦したということで自信に満ち溢れている。彼女のデジタル機器に対する扱いは、スマホは外出用小型パソコンという扱いで、電話になり、メールになり、カメラになり、ラジオになり、地図帳にもなるし、インターネットを通じて、あらゆる地球上の情報が手に入ると思っている。そして、世の中の無人化に対しては、少子高齢化で人手不足が起きているのでデジタルを「避けたい」とか、「わからない」とか言わずに機械にできることは機械にまかせることで若いひとが働きやすくなると言っている。

デジタル用語解説では、どのスマホと聞かれたらリンゴのマークがあるのがアイフォーンで、それ以外はアンドロイドと覚えること。キャリアはどこと聞かれたら携帯電話の通信事業者のこと。ダウンロードは、電器屋で購入した洗濯機が玄関に届くまで。インストールと言ったら洗濯機を所定の場所に置いて電気コードをコンセントに差し込むこと。ログインとはカギを開けて中に入ること。アカウントは会員証。アプリは今やりたいことをするためのサービス。アイコンは画面上のボタン。アップデートは最新にすること。GPSは今いる場所を教えてくれる。

社会的孤立は健康リスクをたかめるので、インターネット上のコミュニティという「居場所」を見つけると老人クラブが見つかり、いろいろな会議室があって、いろいろなひとと交流ができる。

著者は日常生活でAIスピーカーを利用して知りたいことを聞いている。天気だとか、気温だとか。

パソコンでは昔の写真をデジタル化している。

エクセルで図案を作成している。

スマートウォッチで健康チェックしている。

インターネットやスマホが苦手なひとへ、デジタルともっと仲良くなる方法を手ほどきしますという内容です。

新しいことが好きな高齢者という位置づけで、これからの世はデジタルが欠かせなくなるのだから「老いては子に従え」ではなく「老いても極力自立せよ」と、そのためにはデジタルという新しい技術を使ったサービスを積極的に受け入れる姿勢が高齢者には必要だと訴えている。

本を出版するくらいのひとですから、このようなことができるのではないかと思う。本当に必要なことであれば身近に達人がいないと著者のようには、きっかけもなく早々できるものではない気がする。それにトラブルもデジタルは多く、ここのところは触れられていなかったので簡単には飛びつけないし、経済的負担も明かされていないのでデジタル生活を実践することは一部の人しかできないのではという気もする。


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