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読書を楽しむ「猪熊隆之 天気のことわざは本当に当たるのか考えてみた」

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雲を眺めたり、風を感じたり

五感を使って天気を予想したことが

”天気のことわざ”として

伝えられてきた

ことわざ1風の弱い星夜は冷える」風が弱く、星が見られる夜に冷え込みが強まるのは、地球は太陽からの光によって熱を受け取っている。一方、地球自身も宇宙に向かって熱を逃がしている。日中は太陽から受け取る熱が多いが、夜間は太陽からの熱は受け取れず、地球から出ていく熱が多いため、地面付近の気温は下がる。星がきれいに見える晴れた夜は、そのために冷えるということで、このことわざは当たっている。

ことわざ2飛行機雲が消えないときは天気が下り坂」飛行機雲が残るのは、上空の高いところに湿った空気が入ってくるときで、この湿った空気が低気圧や前線、台風の接近によるものである場合には天気は崩れていくが、このことわざの当たる確率は50から60%。

ことわざ3朝虹は雨、夕虹は晴れ」朝に虹が現れるとその後は雨になり、夕方に現れると翌日は晴れるということわざで80%くらいの確率で当たるそうです。

ことわざ4早朝から暖かい日は雨」朝、玄関の扉を開けて、生暖かい空気を感じるときは、天気が崩れることが多い。このことわざの確率は80%。

ことわざ5暑さ寒さも彼岸まで」春のお彼岸を過ぎると春のような暖かさがやってきたことより言われてきたが温暖化の進行で、このことわざが当てはまる地域は北日本や北陸地方、長野県などで確率で80%だそうです。

地球の温暖化や異常気象のために天気のことわざも、これからは変化しそうだということがわかった。


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