SSブログ

読書を楽しむ「榎本博明 勉強ができる子は何が違うのか」

DSC07123.JPG

学ぶ力を学べば潜在能力を発揮できると

この本では書いてある

それは認知能力と非認知能力とメタ認知能力の

ことを指している

非認知能力は、自分をやる気にさせる力や忍耐強く物事に取り組む力や集中力、我慢する力、自分の感情をコントールする力のことをいう。これは学力のような知的能力に含まれない能力のことである。自己コントロール力ともいう。

勉強ができるようになるには知的能力を高めることが大事であるからと言って、ひとより早い時期から勉強して、知識をたくさん詰め込んでも、いずれは周囲のひとも同じようなことができるようになり差がなくなってしまう。それは知的能力が高くてもやる気や忍耐力がなければ学力は向上しないということで、早い時期から塾に行って勉強しているから大丈夫と思っていて、安心してスマホを操作したり、ゲームをしていると、そこには我慢する力がなく、誘惑に負けている自分がいて、そのことがやがて成績に現れ、周りと差がついてくる。欲求不満に陥ったときに、自己をコントロールする力があれば欲求を先延ばしできる。学校から又は会社から宿題が出ていて、友達や友人に誘われて遊んでしまう人間や飲みに行ってしまう人間は自己コントロールができていない人間で、宿題があるから勉強するという人間は自己をコントロールできる人間ということになる。

メタ認知能力は、効果的に勉強をすることができるコツをつかんでいる力のことである。教科書や本を読んだ時に、そこに書かれていることを理解できているか確認できる力のことである。わからないことがあるときに自分で調べたり、ひとに聞いたりして、理解度を確認することができる力ともいう。わからないままにしていたら理解していないことになる。どうすることで理解できるかその方法を見つけることでもある。理解することを人は頭の中で言葉にして考えている。読解力ともいう。言葉をたくさん知っていれば理解も深まるということになる。さらに語彙力(ごいりょく)があれば物や事象を説明したり、ある言葉を他の表現に言い換えたりすることで、 相手や場面にあわせて、よりわかりやすく、説明、表現することができる。理解する方法に読書がある。読書をすることで多くの言葉に触れることができる。読書をしないで日常の会話以外の言葉に触れることが少ない人とでは言葉の数に触れる機会が大きく違う。理解できるかできないかの一端はこういうことでも差がつく。

結局のところ読書することは自然にひとを勉強できる子に育てているということを作者は言っているが現代のこどもも若者もこのことを知らないのだろうと思っている。残念。


共通テーマ: