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読書を楽しむ 「神様のカルテ2」

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信州にある24時間365日対応の病院を舞台にした、そこで
働くひとびとと患者、そして家族の物語。

主人公の医師の名はイチさん、その細君の名はハルさん。

この病院の医師は、睡眠不足と劣悪な労働環境で、命を削って
働いているが、そろそろ削る部分もなくなって、幽鬼の
ように院内を彷徨っている。

だから医師の妻ハルは夫を見ていいます。
「あなたの周りでは毎日ひとが亡くなります。優しい人も大切な人も
楽しい人も素敵な人も、みんな亡くなります。それを見守る夫は、少し
ずつ疲れているように見えて、でもわたしにはなにもできることが
ないと・・・」

夫は、言います。
「これからもずっと一緒に生きていくのだ、ハル!」

今回「神様のカルテ2」では、イチさんの先輩の古狐先生が倒れ
その病気は、手の施しようがない状況に追い込まれます。
古狐先生には千代さんという奥さんがいますが彼女も夫の職業が
医師のため結婚しても家の中でただ夫を待つだけの人生でした。
それでも夫の仕事を理解して一緒に生きてきたのです。
イチさんとハルさんは、このふたりのためにある奇跡を起こします。
さて、どんな奇跡かは読んでのお楽しみです。
ただただ今回も感動のシーンが随所の出てきて読者をしんみり
させます。
今年読んだ本の中では一番のお気に入りです。
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