映画を楽しむ「恋の罪」
実際にあった話をベースにした映画です。
1990年代、渋谷の円山町のラブホテル街で殺人事件が発生します。
ひとの体がマネキンと接合されて2対見つかります。
そして、女刑事が登場して事件を追います。
この映画には3人の女性が出てきます。
ひとりは流行作家の妻。
ひとりは大学助教授。
ひとりは刑事。
流行作家の妻は、夫を支える毎日の生活から変化を求めて
スーパーの店員になります。そして、そこでひとりの女性に
スカウトされて写真のモデルになります。
写真のモデルはヌードから男女の絡みへと進んで行きます。
そして、彼女は2つの顔を持つようになります。
大学助教授は、昼間は大学で授業を教える反面学生とSEXをし
夜は渋谷に現れて売春をしていました。
刑事は、夫とこどもがいるにも関わらずひとりの男と不倫関係に
ありました。
3人の女たちのうち映画ではふたりの女性が(流行作家の妻と大学助教授)
売春婦にまで堕ちてひとりは下品な血が混じっているという理由で殺され
ひとりは地方のストリートガールにまで身を落します。
刑事には不倫相手から電話が入り相手をしていますが前記のふたりのよう
にはなっていません。
女性の満ち足りない欲望が売春や不倫へと導かれていく形で映画は進んで
いきます。
こういう女も世の中にはいるんだと思いながら144分観てしまいました。