読書を楽しむ「神崎京介 さよならまで」

早く、別れればいいのに女ごころは複雑

結婚を夢見るOL智美には付き合って3年の彼氏辻本がいた。
その彼氏との別れるまでの54日間を描いた物語です。

退職した同僚が会社に智美を訪ねて辻本が腕を組んで銀座を
女の人と歩いていたと教えられる。
智美は不安になり友人に相談するが「どうせ浮気だから、放って
おけば」と他人事のように言われる。
智美は辻本に女のことを問い詰めるが女は銀座のホステスで
売り上げが必要で付き合っただけだと説明する。
疑問を抱いたまま知美は高校の同級生高石から電話を受けて
相談にのってもらっていたら終電に間に合わずラブホテルに宿泊。
高石は智美のことが好きで関係を持ってしまう。
ホテルの帰りに辻本に電話を入れると辻本も近くにいてふたりは
会う事にした。
ふたりは朝食をファミレスでとった後、智美は眠いと言って辻本を
ラブホテルへ誘う。
仲直りをしようと誘ったホテルでもふたりは喧嘩をしてしまう。
10日前には智美は辻本を信頼できなくなっていた。
SEXもレイプだと思えるようになっていた。
5日前、智美は辻本から「僕と結婚してください」と言われる。
智美は辻本が浮気をする前に言ってくれたらと思った。

読んではみたものの54日間の未練たっぷりのアラサー女の恋。
もっと早く別れればと思う作品でした。