読書を楽しむ「渡邉美樹 無人島ウィー」

地図にのっていない小さな島がありました

魚や鳥たちに島はウィーとよばれていました　

島に王様が兵士を連れて戦争の訓練にやってきました。兵士たちは疲れ、草原は泣いていました。島に金持ちがやってきました。島の木を切り倒して別荘を建てました。そのことで森林が泣きました。島にはほかに工場長や先生や漁師や農場主がやってきましたが、みんなやっかいものでした。ウィーは大雨を降らせたり、地震を起こしたり、竜巻を起こしたりして島からやっかいものを追い出しました。島は静けさを取り戻しましたが、またやっかいものたちが今度はたったひとりでやってきました。やっかいものたちは自分はどうしてひとりぼっちなんだろうと思い、その答えが無人島ウィーにあると思いました。

この本には「関心を持つことの大切さ」と「本当の幸せのあり方」というメッセージが込められています。やさしい気持ちになれば答えは見つかるということを教える物語でした。