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読書を楽しむ「原 尞 それまでの明日」

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西新宿のはずれのうらぶれた通りにある渡辺探偵事務所

元のパートナー渡辺から引き継いだ沢崎がひとりで探偵をしている 

よく知られている金融会社の新宿支店長・望月晧一から融資が内定している赤坂の料亭の女将の私生活の調査を依頼される。望月は探偵料を前払いし調査結果は来週の土曜日に伺うので、それまで電話しないで欲しいという。会社の事情という理由だった。沢崎は赤坂に出向き交番で料亭の名前を言って店の場所を教えてもらった。そのときに料亭の女将がすい臓がんで亡くなっていることを聴かされる。沢崎は望月宛に電話を入れたが外出中だった。沢崎は望月の会社を訪問した。そのとき店内で予想外な事件が起こった。ニットの眼出し帽の二人の男が拳銃を振りかざした。金庫が時間ロック式で支店長のキーがなければ開錠できず強盗は未遂に終わり1名は逮捕された。望月は支店に姿を見せず、沢崎に電話はなかった。強盗未遂事件が起きた日、支店長室の写真立てにあった4人家族の写真の望月は沢崎に仕事を依頼した男ではなかった。警察の捜査で開けた金庫室には得体の知れないジュラルミンケースに4億から5億の金が入っていた。行方がわからなくなった支店長を沢崎が追う。シリーズ6作目で14年ぶりの最新作は初版本を昨年購入し、この4月に読書する本が底をつき、やっと読むことになった。


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