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読書を楽しむ「マイクル・クライトン アンドロメダ病原体ー変異ー下」

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正体不明の特異体「アンドロメダ因子」による人類絶滅の危機に、招集された4人の科学者たちが立ち向かった「第一次アンドロメダ事件(ストレイン)」から50年――。 アメリカ、フェアチャイルド空軍基地にて〈永遠の不寝番〉計画は、アンドロメダ特異体が再び現れるのを監視し続けていた。 計画が打ち切りになる直前、地形マッピングドローンが、ブラジルのジャングルにて奇妙な異常を検出、それはあの特異体と同じ科学的特徴を持っていた! この衝撃的な発見により、世界中から集まった多様な専門家による調査チームが、アマゾン密林へ派遣された……。(上巻BOOKデータベースより抜粋)

ロボット工学者のジェイムズ・ストーン、材料科学・ナノテクノロジーの専門家のニディ・ヴェーダラ、地球外地質学者のハラルド・オディアンボ、人民解放軍少佐のボン・ウーはブラジルのアマゾン奥地を目指し、ホエザルの無数の死体を検分し、未接触部族の襲撃を受け、ようやく地球外微粒子によって築かれた構造物にたどり着いた。高さは約90mあり、1本の細長い柱状がそびえ立っていた。何者かがアンドロメダ因子を利用し、微粒子を逆行解析して構造物を建造したと考えられた。構造物の中はトンネルになっていた。正体不明の死体が多数あり、床に破片が多数散らばっていた。中はタービンで電気をつくる発電所になっていたがタービンに爆発が起こり爆風で死者が出たと考えられた。そのとき、国際宇宙ステーションの中にいる宇宙飛行士ソフィー・クラインから連絡が入った。ソフィーはチームのサポートを宇宙からしていたが、彼女からのメッセージは「ここで起こったことは事故で、人的被害がでるはずはなかった」と言った。チームはソフィーから構造物は人類のためになるものだと説明を受け、撤退することを警告された。構造物内から有毒微粒子の黒煙が発生しボン・ウーがアンドロメダに感染し命を落とした。ソフィーは3年前からアンドロメダ因子が人類に対する攻撃手段だと確信していた。その事実を知っていたのはソフィーとボン・ウーだけだった。アンドロメダは、地球に送り込まれたもので、地球に生命が誕生するのを長い長いあいだ待っていた。生物に感染し生物体の中で進化しする微生物ではなく高度に複雑な機械(深査機)だとソフィーは推測した。アンドロメダは人類という種を束縛し、星々への進出を阻止するものだった。ソフィーは微粒子を操作して新しいアンドロメダをつくり、人類の宇宙進出を阻止しようとする旧アンドロメダを破壊することを目的で構造物建造したが・・・・・。構造物はスタート時点では塵サイズの材料だったので、成長パターンのプログラムで特異体を充分な大きさに成長させることを目的としてきたが先住民やサルへの浸蝕をみるとコントロールが十分でなく、タービンの爆発でコントロールを完全に失った。

未知の病原体の物語はまだまだ続く。話の続きは本を読んでお楽しみあれ!


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