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読書を楽しむ「渡辺尚彦 血圧が下がる人は「これ」だけやっている」

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血圧が高いと世間の医者はすぐに降圧剤をすすめるが

降圧剤で高血圧が治るとは言わない

あくまで血圧を下げるだけの薬で

下げすぎたら上げることはできない

血圧の基準が変われば変わるだけ標準の基準に対しオーバーしている人は高血圧と診断され降圧剤を進められる。飲んでも病気は治らない。それならどうするかとネットの情報の真偽は不確かなので本を読むことにした。著者は高血圧専門医で35年間毎日24時間血圧を測り、知り得た降圧法が紹介している。

すぐにできそうなこととして毎日レモン果樹を大さじ1杯飲む。起床3時間後にレモン果樹を大さじ1杯飲む。お酒を飲むときは塩分の多いつまみは食べない。食べると翌朝の血圧が上がる。皮付きピーナッツを食べると渋皮にポリフェノールが含まれていて摂取できる。血圧は夜寝ているときが一番低く、朝起きてから上がり始め、昼間の時間帯が高め。それに運動をしたり、ストレスを感じたりするとさらに血圧は上がる。減塩するなら朝食を減塩食にする。お茶に含まれるタンニンはポリフェノールの一種で杜仲茶とギャバ茶がお勧め。お酢にも血圧を下げるはたらきがある。しょうゆはかけると血圧が上がる。しょうゆで味付けされた汁は飲まない。料理に直接しょうゆをかけない。少量のカカオチョコレートを1日数回食べる。カカオ豆にカリウムが含まれていて血圧を下げるはたらきがある。カリウムはホウレンソウや納豆、ひじき、バナナにも含まれている。降圧を下げる食品はイカ、タコ、納豆。納豆はタレの代わりに酢をつかう。減塩するなら1週間は外食を避け、麺類は禁止。ハム、ソーセージ、魚の干物、魚肉練製品、漬物などの塩が含まれている加工食品は食べない。使ってOKなものは酢、こしょう、わさび、からしなど。睡眠は横向きに寝るとよい。仰向けに寝ると血圧が上がる可能性がある。体は締め付けると血圧が上がるのでベルトは使わない。20分以上ウォーキングして少し早めに歩くと有酸素運動になり血圧が下がる。血圧を下げたければ睡眠時間が長い方は低くなる。昼寝で血圧を下げることもできる。血圧を下げる入浴法はできるだけぬるめのお湯(39度ー40度)に入る。入浴前後に一杯の水を飲むと血管のつまりや脳疾患の発症を防ぐ。サウナと水風呂の往復は自殺行為。深呼吸すると血圧は一時的に下がるが、すぐに元に戻る。トイレを我慢すると血圧の乱高下を招く。スポーツ観戦は熱中すると血圧が上がる。降圧効果があるツボが手の親指と人差し指が交差する付け根にあり3分から5分1日3回押すといいらしい。第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの側面と裏面もパンパンと叩くだけで効果がある。ふくらはぎの筋肉が硬くなっていたらそれは血圧の高い人の特徴。

医学は進歩しているがすべてを薬でどうにかするというのは感心しない。ほかに方法があるなら探すべきだ。


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