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読書を楽しむ「紫苑 72歳ひとりくらし、「年金月5万円」が教えてくれたお金との向き合いかた」

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節約が好きではない人間が

節約しなければならない状態になった

それは65歳から受給をはじめた

国民年金が月5万円

貯金は65歳のときに購入した中古住宅の

支払いで残っていなかった

5万円で光熱費や衣食をまかなうことになった

年金はそれまで働いてきた価値の対価ととらえている著者は金額の低さを自分自身の価値の低さと感じた。脳内で節約方法を検討したがガスや電気代や税金は減らすことが難しく、生活における要不要を取捨選択し食費1万円生活がスタートした。

2023年5月の月5万円生活の内訳は、食費8867円、水道光熱7870円、通信費8510円、保険・NHK受信料10000円、交通費3000円、医療・健康維持費800円、娯楽・外食・教養費3000円、日用品・DIY3000円で合計45047円。

買えないから買わないにマインドチェンジ。お金がないから買えないと考えないで、自分の意志で買わないと気持ちを切り替えた。考え方ひとつで同じ生活が楽しくも辛くもなることに気づいた。

節約生活5つのメリット①旬の野菜や安い鶏の胸肉、いわしやさばを毎日食していたら体調がよくなった。②5万円で暮らしているのでお金への不安がなくなった。③お金の遣いどころが判断できメリハリのある遣い方ができるようになった。④節約は無理したり、我慢しなくてもできることが分かった。⑤将来への不安がなくなった。

日々工夫をして暮らすことが楽しくなった。そのためみんなと同じなら安心という考え方をやめ、自分自身が持っているものを使うという考え方に変え、世間の考えに惑わされないようになった。シャツをエプロンにしたり、娘の就活のスーツを着たりしている。節約生活は知恵と工夫と情報を得ることで楽しくなる。回鍋肉を食べたいと思ったら豚肉を鶏肉に、キャベツを白菜や他の野菜に変えて作ってみる。入ってくるお金が少ないので生活スキルは必要。定番の食材をみつけるとか。

主な食材は鶏むね肉、いわし、卵、牛乳、豆腐と旬の野菜。1回の買い物の予算は1000円。購入した食材は4日5日で使い切っている。肉と魚は塩麹で保存している。主菜はむね肉→いわし→豆腐というサイクルで回し、栄養が摂れるメニューにしている。最低限の食費で、栄養素を摂れるだけの元気になるレシピを知っている。節約生活の強い味方は安くて、身体にいい食材。卵、納豆、豆腐、牛乳、鶏むね肉、いわし、さば缶、レバー、小松菜、キノコ類、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ごぼう、トマト缶、冷凍いんげんや冷凍かぼちゃ。

中古住宅は築40年で10坪で東京23区内の一軒家。2千万円代で購入。地震で家が潰れても土地は残る。家の中は自分で自由に変えることができるのでDIYをはじめた。階段に手すりがなかったので区の地域包括センターに相談した。ここは65歳以上のひとの助けになる制度、施設で要介護①②なら公的補助が出る。業者を紹介してもらい、センターの人に健康状態チェックをしてもらい、これまでかかった病気・乳がん手術、気管支炎、歯周病、白内障などのチェックで「予防介護」に該当することになり7万円の手すり費用が6800円でつけられた。相談できる場所を見つけたことは幸運だった。大工からは中古でも家は10年や15年は持つと言われた。

結果としては、生活スキルを学べということになる。日常生活に生じるさまざまな問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するために必要な能力のことである。


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