映画を楽しむ「大統領の料理人」
細君が観たいといっていたフランス映画です。
そして、ミッテラン大統領の心を虜にしたひとりの
女性シェフの真実の物語。
映画はフランス領の南極の科学基地からはじまります。
オーストラリアのTV局がひとりの女性シェフに取材を
申し込みますが彼女は拒否します。
そして、映画は4年前に戻ります。
フランスの片田舎でレストランを営むラボリがスカウトされて
連れて来られた場所はフランス大統領官邸のあるエリザ宮殿。
そこには、大統領専用のプライベートキッチンがあった。
宮殿内は、堅苦しいメニューと規律に縛られた食事スタイル。
古参シェフたちの冷たい眼差し。
このシェフは只者ではない、食材選びから調理時間まで的確に
指示し持論を曲げず、結果として大統領の皿から食べ残しが
無くなるまで「美味しい」を追求するスタイルは結果として料理に
絶品を与える。
そして、大統領が望む料理は宮殿料理ではなく、シンプルな
お袋の味。
思い通りに料理を作る彼女はいきいきと輝き、大統領に対面しても
媚びず素晴らしい料理人でした。
しかし、大統領の取り巻きは大統領の健康管理を徹底しカロリー
コントロールを彼女に指示したとき彼女は辞表を提出。
舞台は、南極基地に戻り彼女の料理を絶賛する隊員たち。
彼女は、フランスに戻る決意を。
そして、船で基地を離れる場面で映画は終了。
彼女の美味しい料理を観たい人にはお勧めです。