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読書を楽しむ「和田 竜 小太郎の左腕」

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戦国時代、勢力争いを続ける戸沢家と児玉家があった

ひとりの少年が現れ、この戦を左右する秘密を持っていた

1556年、世は戦国時代。
ふたつの家が勢力争いをしていた。
戸沢家と児玉家。
戸沢家には林半右衛門、児玉家には花房喜兵衛という猛将がいた。
争いは一進一退を極め決着がつかずにいた。

半右衛門が敵領内に入り込んだときに落武者狩りの百姓に囲まれ
負傷をしたのを密猟にきていた要蔵と小太郎に助けられた。
鉄砲試合の日に小太郎は鉄砲撃ち、要蔵が秘密にしていたその
才能を半右衛門に知られてしまい、半右衛門は嘘をついて小太郎を
戦に引きずり込んでしまった。
小太郎の銃の腕前は百発百中だった。

やがて、児玉家も小太郎を我が陣営に引き込もうとしたため小太郎は
戸沢家から疑われ亡き者にされそうになる。

ひとりの少年が戦に勝つための道具にされ、そこに少年を引きずりこんだ
猛将が責任を取るために選んだ行動は少年を守ることだった。

戦国武将の生き様を知りたいひとにお勧めです。

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