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読書を楽しむ「大門 剛明 この雨が上る頃」

037.JPG                                                                                   法律事務所勤務の事務員・高嶋沙織は父親のコネで就職していた                                                  金曜日の夜、予定がない沙織は愛車で雨の中                                                 レンタルビデオ店に立ち寄った                                                ビデオ店には客が4名いた                                                            やがて店内にふたりの若い男が入ってきた                                                        ふたりは散弾銃を出して発砲した                                 客のひとりの女性が腕を掴まれ人質になった。店員は隙をみて逃げた。                                   中年の男性が命乞いをして出口から出て行った。                                            沙織は海外ドラマコーナーにいて若い男たちには気づかれていなかった。                                襲撃から1時間が流れ人質の女性のスマホが鳴った。                              警察から包囲しているという電話だった。                                      沙織はトイレから逃げられないかと考えた。                                      トイレの扉を開けたら耳元で声が囁いた。                                         同じ事務所の土谷弁護士だった。彼も逃げ遅れたひとりだった。                     トイレの窓には格子があり出られなかった。                                        襲撃犯のひとりが人質の女性のスマホで家族に電話を入れた。                      襲撃犯は「てめえが殺したサトウユウコの家族」だと名乗った。                              要求は「罪を認めて自首しろ」と言っていた。                                 沙織は自分のスマホを事務所に忘れてきたことに気づいた。                          この雨が上がる頃には事件が解決するよという物語でした。                               最後まで読むとハメられたのは沙織だということになります。                              何故、沙織なのかは本を読んでのお楽しみ。


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