読書を楽しむ「渡部雅浩 絵でわかる地球温暖化」
地球温暖化の証拠 それは、地球表面の気温が上昇すれば連動して起こる変化が証拠となる 大気や海洋の温度上昇、氷床や雪氷被覆面積の減少 海水準の上昇、大気中水蒸気量の増加 時々刻々の気温、風、湿度、雨などの大気の状態を気象(天気)といい、 予測は2週間程度しかできない。 長期間の平均的な大気や海洋などの地球表層環境の状態を気候といい、 気候は気象の集合体となる。 気候の変化は、大気のゆらぎと火山噴火や太陽活動によるほか、人間活動に よる二酸化炭素濃度も含まれることより人間が見通すことは困難である。 将来の気候変化を制御する、気候工学が検討されているが実際には 実行されていない。 ヒートアイランド現象による気温上昇は、緑地の減少、日射を反射するコンクリ-トの 増加、建物からの人口排熱などが要因になっている。 特に人口1000万人以上の大都市圏で起きている。 現在大都市圏は世界に28あり、2050年までに41になる。 異常気象の「猛暑がどのように起こったか」は説明できるが、「なぜ、起こったか」を 説明するのは難しいと書かれている。 文明社会は安定した環境のもとで発展を遂げてきた。このとき環境(気候)は 温暖化していなかったため適応できてきた。 そして現在、環境(気候)は変化し温暖化状態にある。 これに対して文明社会の打つべき手立ては環境(気候)に適応することを しなければならない。 温暖化は化石燃料が原因で生じているため、これに変わる自然エネルギーの 活用や二酸化炭素の回収が取るべきアクションと考えられている。 化石燃料への依存を減らす努力が必要だということを知るが簡単ではないし いつまでに改善できるという明確なものもない。 結局のところ温暖化はひとりひとりの判断によるところが大きく止められない ということか?