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読書を楽しむ「ユッシ・エーズラ・オールスン 特捜部Q 自撮りする女たち」

CIMG6207.JPG                               シリーズ7作目                                           コペンハーゲン警察の特捜部Q                                  未解決事件を専門に扱う部署                                   今作は過去の事件を追いながら                                           現在の複数の事件にも巻き込まれ                               その上、検挙率の低さからQ解体を取り出さされた                          またアシスタントの女性が精神を病んで自殺を考えていた                              社会福祉事務所をミッシェルと恋人のパトリクが訪問する。                                  ミッシェルは不正に住宅補助金を受給していたことを担当者のソーシャル                            ワーカー・アネリから指摘された。                                         事務所の待合室でミッシェルは、女性のデニスとジャスミンと一緒になり                                       5分後には昔からの友達のようにおしゃべりをしていた。                         アネリは3人の働かない若い女性を誰にも気づかれずに消すことを考えていた。                        就労もせずに甘い汁だけ吸おうという人間を憎んでいた。                                             3人の女たちは、チームを組もうと言って自撮りをした。                              公園にあるレストランの裏で67歳の女性が背後から殴られ遺体で発見された。                  女性の名はリーモア。                                            特捜部Qに元殺人捜査課の課長から電話が入りリーモア殺害事件と酷似した                   殺害事件が12年前にあったことを知らされる。                             学校の女性教師ステファニーが背後から殴られ殺害された。                        事件は未解決だった。                                              女たちのひとりミッシェルが轢き逃げされる事件も発生した。                              特捜部Qの紅一点のローセが9歳の頃から父親から精神的虐待を受け、                    その父親が工場でローセの目の前で鉄塊が落下しぺしゃんこになりそのトラウマを                      引きずって精神的におかしくなっていた。                                               そんなときにクラブに二人組の強盗が入り現金165000クローネを越える金を奪い                  逃走した。アイスランド人の女性が銃で撃たれた。                           事件が複数発生して特捜部Qが関わる。                                すべてが一見関連性がないように話が進んでいろいろなことが判明して少しずつ                登場人物たちが繋がって未解決事件が解決していく。                          この流れが読者にはたまらない。                                      事件の裏には夫の浮気や離婚、デンマークの社会福祉政策の欠点などがあった。


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