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読書を楽しむ「仁木英之 黄泉坂案内人 思い出の向こう岸」

CIMG6376.JPG                                       この世とあの世を結ぶ坂道「黄泉坂」                            この二つの世界を往復するタクシー運転手・磐田速人                          亡くなった人の魂がのぼる「黄泉坂」は、未練を残して死ぬと坂をのぼれない。                              のぼれないからタクシーで坂の上に導いてやるのが速人の仕事。                                      坂の上には入日村があり、そこには明治の大水害で流された生死の魂の世界が                                            あった。村には旅館武蔵があり河童や天狗、妖怪が住んでいた。                             女将は彩葉。                                            人は誰かを思いながら、この世からあの世に渡っていく。                              そんなひとびとの物語。                                           児童安全補助員の横山は元警察官。結婚し離婚した娘を交通事故で失っていた。                                  速人の妻・美里は夫が行方不明になって2年を経過したとき、夫から結婚式の                                       招待状を送られる。                                                  小学生の娘・雪音にも招待状がきたが部屋に置いたまま行方不明になった。                       摩訶不思議な世界のお話。みんな思い出を大切にして生きていることを知る。
新刊を図書館で手にして借りてくるとおもしろい物語に出会う。                         そういう意味では読書は楽しい。


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