SSブログ

読書を楽しむ「畑野智美 神さまを待っている」

CIMG1437.JPG

水越愛は、女子大を卒業したが大晦日にホームレスになった  

漫画喫茶に寝泊まりして、日雇いのアルバイトをはじめた。喫茶で知り合いができて出会い喫茶を教えられた。お茶を男性と一緒にすると3000円をもらえた。これを茶飯という。ホテルへ行く人もいる。これをワリキリという。愛が中学3年生の時に母親が入院し、父親は仕事が忙しいと言ってあまり家に帰らなかった。母親は2年間の闘病の末に亡くなった。父とはお通夜で久々に会った。最低限の生活費は父から振込されて二階建ての一軒家で彼女はひとりで暮らした。高校に合格した時、家族が増えた。父が知らない女性と男の子を連れて家に来た。東京の大学に合格した時に家を出た。大学を卒業したが正社員として就職できず、派遣社員として文房具メーカーで働いたが3年後に正社員になることができなかった。そして、貯金を使い果たしホームレスになった。シネコンの入口の前にいた十代のナギと知り合いになった。彼女は16歳だった。ナギは神様を待っている。神さまとは男の人のことだった。街で高校の時の同級生に出会い、彼女がワリキリで月10日で50万を稼いでいることを知る。貧困女子の愛に神さまは現れるのか?ひとりで頑張ろうとするなと作者は教える。


共通テーマ: