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読書を楽しむ「ジャン=ドミニク・ボービー 潜水服は蝶の夢を見る」

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ある日突然、脳出血で倒れ左眼しか動かすことができない男の実話

男は潜水服の中に住むようになり、頭の中を蝶々が飛んでいた

世界的ファッション雑誌エルの編集長で42歳の男がこの病気に襲われた。 男は1995年12月8日息子とBMWでドライブの最中に病気に襲われ20日間昏睡状態になり、眼が覚めたときに言葉が喋れなくなっていた。 また、身体も動かすこともできなくなった。そして、医師から病名を告げられた。 男のすごいところは、リハビリで、このあと唯一残された 左眼の瞬きを利用して一冊の本を作り上げた。 こんなことができるとは思っていませんでしたので驚きです。 この病院には言語療法士というひとがいて瞬きの数でハイと イイエを区別させる訓練を患者にします。 この訓練が終わると次にABCの文字を療法士が言って患者が 瞬きしたらノートに書いて言葉にしていきます。医療の発達で死を免れたが全身が麻痺し、かろうじて動かせるのは左眼を瞬きすることだけ。この状態を「ロックトイン・シンドローム」と命名された。 このようにして彼の自伝ができました。本人は、現在亡くなっていますが、映画化もされました。ひとは考えるとこういうことが できるんだということに強い衝撃を受けました。 


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