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読書を楽しむ「田中二郎 ブッシュマンの民話」

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狩猟採集民ブッシュマンのお話のひとつ

人々が昔々どのようにして火を手に入れたのかというお話 

カミサマは火をもっていなかった。昔人々は誰も火を知らなかったがダチョウだけが火を持っていた。カミサマはメロンを採ってきて生のまま食べていた。生で食べていると尻の穴がただれた。カミサマはある日、ダチョウと出会い火を見つけた。ダチョウのところの村ではメロンを蒸し焼きにして食べていた。カミサマは甘い実のなるコムの木を見つけた。ダチョウを誘ってコムの木の実を採りにいってダチョウに高い木のコムの実を採らせた。そのときカミサマはダチョウの脇の下から火をかすめとった。そして、火でなんでも料理をして食べるようになった。ブッシュマンは四、五万年前から南アフリカの一帯に住み続けてきた。文字をもたいないため言葉で大人からこどもへ民話が語り継がれてきた。


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