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読書を楽しむ「伊坂幸太郎 逆ソクラテス」

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ソクラテスは「自分は何も知らない、ってことを知っているだけ

自分はマシだ」と言った

逆ソクラテスは「自分は何でも知っていると思っている」 

プロ野球で守備要員で入団した選手の小学六年生の数か月の思い出。学校で全校の集会があったときに担任からピンクのセーターを着ていた草壁が「女子みたいな服を着ているな」と言われみんなに笑われた。友人の安斎が担任の久留米は自分が正しいと、ものごとを決めつけて、それをみんなに押し付けようとしているといい、クラスのみんなは担任の考えに影響を受け、草壁はいつも褒められることがなかった。久留米がこの生徒はダメな子と思い込んで接したら、その生徒が良いことをしてもたまたまだと思われ、悪いことをしたらやっぱりなぁと思われる。そんな担任の先入観を崩してやろうと考えた小学生たちの物語。先入観だらけの面倒くさい担任がいたら「僕はそうは思わない」と言えばいい。僕が思っていることを他の人が決めることはできないと。


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