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読書を楽しむ「江間有沙 AIと社会」

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社会のさまざまな場面で使われるようになった人工知能(AI)

良いことがある反面、別の問題が起きるという

相容れない関係にあることを知らなければならない

物事を切り取って一方通行で考えることに警鐘を与えている。

便利な社会の裏にはプライバシーの侵害があり、安心社会の裏には依存社会があり、環境に配慮した社会の裏には管理社会があり、安全社会の裏には監視社会があり、効率化社会の裏には孤独社会があり、多様化社会の裏に同質化社会があることを知らなければならない。AIはひとができることを機械が手伝う関係であり、AIはひとが活動する快適な環境を作り出す関係であり、AIはひとと機械の融合でサイボーグ化の関係にある。

人口知能(AI)を巡る様々な課題とは、悪用と誤情報、公平性と差別、個人情報とプライバシー、安全とセキュリティ、軍事利用、未来の仕事、アクセスの不平等、人間の尊厳。

AIに学習させるには目的にあった結果が出るように調整する必要がある。これにはアルゴリズムと言うAIを動かす手続きを書いた設計図が必要でどう設計するかが重要である。それによって品質保証が左右される。AIには常識がなく、意味や文脈を理解できないから、間違えたことを理解できない。猫と犬をAIが理解するとしたら画像認識が判定材料になる。画像がなけれな判定できないから誤認識や騙すこともできる。

便利なものを利用することは良いことだがアルゴリズムに細工をされると誤認逮捕されたり、フェイク動画を信じてしまったり、差別発言が起きたりするが簡単に修正ができないらしいのでAIを利用するときは覚悟が必要だ。


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