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ケーブルTVで映画を楽しむ「海を飛ぶ夢」

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尊厳死を考える映画

1968年岩場から引き潮の海へダイブしたラモンは、海底で頭を強打し、首から下が不随の身となってしまう。それ以来、実家のベッドの上だけがラモンの生きる世界となった。そんな彼を献身的に支える家族たち。だが、事故から26年目を迎えたとき、ラモンは一つの結論に達する。自らの選択によって人生に終止符を打つことが、自分にとって最も尊厳のある生き方ではないか、と。尊厳死を法的に支援する団体のジェネは、ラモンの死を合法的なものにするため、弁護士のフリアに援助を仰ぐが…。(FOXイントロダクションより抜粋)

不治の病になったことで生きる世界は確実に狭くなり、ひとのために役立つことができなくなることで、ひとはふたつの考え方をするようになる。それでも生きるという選択と人生に終止符を打ちたいという選択。不治の病でなくてもひとは身体の衰えや認知症になることを恐れ寝たきりになる前に人生をおさらばしたいという人もいる。幸いに尊厳死を選ばなくても身体に老いを感じたり、認知が進んでいると思ったら最近では夏に熱中症で亡くなるという手もある。自分が老いてきたら自分の始末をどうするのか、ひとに迷惑をかける前に考えておかなくてはならないと映画に警告された。FOX HD


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