SSブログ

読書を楽しむ「高山善文 介護ビジネス業界のしくみと仕事がしっかりわかる教科書」

DSC02392.JPG

介護保険制度ができて20年が経過した

介護は家族が担当するという役割が

外部サービスに依頼できることになり

家族の介護負担が大きく減った

20年を経過し介護ビジネスがどうなったかを知るために読んだ。現在の課題は要介護者の増加と費用の増加による財源不足と介護の担い手がいない人材不足が起きている。地域包括ケアシステムの構築が推進されているが確立されていない。介護サービス事業者の収入は公的資金が財源のため事業リスクは小さく、安定した収入が確保できるが介護保険財政や自治体の財政事情によってサービスの価格が操作されるため制度による変動リスクがある。介護保険は社会保険のひとつという位置づけにある。介護保険制度は介護を必要とする要介護状態になった場合に最後サービスを受けることができる。介護保険の運営は市町村が行い、利用者は原則として費用の一割を負担する。介護保険の財源は50%が公費で、残りの50%は40歳以上のひとが負担する保険料で賄われている。介護サービスを利用するためには、介護サービスの要介護認定を受けなければならない。一次判定で認定調査と主治医の意見書による判定が行われ、次に介護認定審査会が二次判定を行う。介護保険サービスは3つに区分される。「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」。またサービス内容により「福祉系サービス」と「医療系サービス」に分けられる。医療サービスにおいては数年前から医療費個人未回収金が発生している。地域住民や高齢者の総合的な相談窓口として地域包括支援センターがある。

いきつくところは制度を知って利用者はうまく立ち回るしかないことを知る。


共通テーマ: