読書を楽しむ 本屋大賞候補作品「呉 勝浩 爆 弾」
スズキタゴサク49歳
野球のドラゴンズファンでこの日巨人に5対1で試合は負けた
スズキは酔っぱらって酒屋の自販機に当たり散らして
止めに入った店の人を殴り怪我をさせ自販機をへこませた
スズキは野方警察署に連行された
取り調べでスズキは「自分には霊感があり、何か事件が
起こるのを事前に予知して伝えられる」と言った
そして「10時ぴったりに秋葉原のほうで何かあります」と告げた
22時1分に秋葉原の繁華街から外れたビルの三階で爆発が起きた
スズキの予言通りに偶然とは思えない爆発が起きた。警察は次の場所をスズキに聞いた。スズキは霊感だからとはぐらかし23時になる頃にプロ野球ニュースを話題に出した。東京ドームのそばで爆発が起きた。スズキの容疑は酒屋店主に対する暴行で裁判員裁判の案件ではなかった。取調官は次の爆弾について聞いたがスズキは難しい相談だと言って、予感はあるがいつどこでとはわからないと言った。罪を犯すこと、捕まることに躊躇のない者。社会の常識が通じないアウトサイダー。それがスズキタゴサクだった。彼は爆弾魔なのか?なんとも不気味な男で警察は彼に翻弄され、だらだらと取調室での時間が過ぎていく。読者もだらだらと付き合わされてしまい最後まで読まないことには全く結末が読めない。面倒くさい本でした。1/20今年度の本屋大賞候補作品に選ばれた。