SSブログ

読書を楽しむ「和田秀樹 70歳からの生き方が寿命を決める!」

DSC05273.JPG

70歳を過ぎると病院に行く回数が増える

医者は血圧が高いとか

太りすぎですとかいう

病院の医師は臓器のスペシャリストで

正確に臓器の診断はしてくれるが

高齢者の体全体は診てくれない

コレステロール値が高いから、脂っこい肉は控えなさいというと、それは心筋梗塞を予防するが、たんぱく質が不足がちな高齢者にはコレステロール値を下げ過ぎてしまうと意欲が下がり、うつを発症してしまう恐れがある。2016年時点の何歳まで健康でいられるかの健康寿命は男性が72.14歳。何歳まで生きられるかの平均寿命は2020年時点で男性は81.64歳。平均的には81歳まで生きられる男性が健康でいられるのは72歳まで。81歳まで健康に過ごすには個人個人が食事・運動・生活習慣を見直し健康寿命を延ばすことをしなければならないということが書いてある。

日本の医療は臓器別診療を得意とし、多くの医師は臓器の専門家であって、健康寿命を延ばす専門家ではないよと書かれている。病気を治すことイコール寿命が延びるということにはならない。

老いを遅らせる食事・・・たんぱく質が不足しているので、卵、豆腐、豚肩ロース肉、塩サバ、納豆、牛肩ロース肉、鶏むね肉など肉食を勧めている。ほかにも、大豆や厚揚げ、豆乳、サケの切り身、ぶりの切り身、アジ、サバの水煮、ヨーグルト、チーズ、牛乳がお勧めだった。

老いを遅らせる運動・・・加齢により低下する4つの変化。運動学的変化、循環器変化、形態学的変化、神経感覚機能変化。具体的には、筋肉量や運動機能の低下、血圧や肺活量、身長や姿勢、骨や関節、知能や感覚。筋肉と骨の衰えは最悪の状況につながるので続けられる運動を週刊づける。散歩、ウォーキング、階段の昇り降り、水中ウォーキング、スクワット、かかとの上げ下ろし、上体起こし。

老いを遅らせる生活習慣・・・理想的な1日のタイムテーブルをプランニングする。起床から就寝まで。日光浴や腹式呼吸、睡眠、入浴、デジタルの活用、脳を使い続ける。使い続けないと前頭葉が委縮して老化現象が現れる。変化のある生活と会話。

70歳になったら自分のためだけに生きるのではなく、まわりのひとのために役立とうとする生き方にシフトチェンジすることだと書かれていた。それは人にやさしくすること。


共通テーマ: